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【課題と経験】

久々にのんびり登山に鳳凰三山へ。


結果的に、のんびりとはいかなかったが、良い経験に。


いつもの事だが、遠いアルプスに関西から向かい日帰りで帰ってくる。


このプランは夜に出発し、朝方到着。


いつも仕事終わりに、家の事や準備をして向かう。
4〜5時間は移動時間なのでほとんど睡眠時間はない。


しかし人間の身体は結構動くもので、寝ていなくても、1日くらいの登山なら全然眠気も疲れも感じる事なくこなせる。

【アドレナリン】が強い影響だろう。
なので、心と身体の糸が切れないように、ロープのように強くしておく必要がある。



ただ、年齢や体力、慣れもあるだろう。
オススメはできないが、
これはこれでかなり、軽量スタイルでアルプス登山がこなせてしまうので好きである。



家に帰ってゆっくり寝れば、体力も回復するし、
無駄にホテルなんかに泊まるよりはコスパは高いのである。



今回は雨予報の涸沢テント泊プランを変更し、晴れ予報の鳳凰三山日帰りプランに変更。
結果的に変更せずに行けたかもしれないが、どっちにしろ鳳凰三山も行きたい山の一つだったので、順番が逆になっただけだと思う事にしよう。


という事で、南アルプス方面は八ヶ岳ばっかり行っているが、今回初となる鳳凰三山の周回へ。


青木鉱泉から半時計周りでのプランだ。


最近登りが得意になってきたのもあって、しんどいとされている青木鉱泉からの登りもほぼ疲れを感じる事なく進む。
心拍上昇も抑えられ順調である。



鳳凰小屋では南アルプスの天然水を補充。


早々に出発し、オベリスクを目指す。


ただオベリスク手前の砂地は少し手こずった🤏
脚を砂にもっていかれるのと、かなり急登である。


行く人はここに差し掛かる前に、呼吸と身体を整えて挑むべきである。



あと、登りが得意になってきた理由に、筋トレでバリバリ脚を鍛えて、筋肉をつけた。ではなく、
登り方の意識と脚の節約。
それをかなり意識し、気をつける事で、ラスボス感のあるオベリスク手前の砂地も、ほとんどしんどく感じる事なく登れたと思う。



逆にこのラスボスやしんどい区間に向けていかに脚を節約するかが、長い山行にはとくに重要なのかなと思う。


そして何よりお尻を使う!これを徹底。
トレランでもランニングでも登山でも動き続ける競技は、

【お尻】がうまく使えるかどうかがキーポイントになる事は間違いない。



しかしこれが難しい。
ただ、意識するだけでもかなり変わる。
とくに、ふくらはぎのように見た目だけゴツい弱い筋肉を酷使すると、すぐに脚が使い物にならなくなる。



後半の下りまでに、いかに大腿四頭筋を残せるか。
これが長いルートでの課題だと思っている。


また意識の問題は別記事に書けば良いが、細かい事を忘れる前に、鳳凰三山と共に、意識的なところも書き残しておきたい。






オベリスクからは甲斐駒ヶ岳北岳まで、南アルプスの絶景が広がる。
ここまでずっと樹林帯だった事から景色が疲労を回復させる。






そしてここからはアップダウンも比較的緩めで、気持ちの良いルートがスタートする。

観音岳へは少し走れるところはジョグで行ったりして、高山のトレランを楽しむ。

景色がガスで隠れてしまっていたので、それがおしい。


ここでも大腿四頭筋のブレと、お尻とハムで進む意識、糖質エネルギーの補給は意識。



ガス欠を起こしてはジョグどころか、歩く事さへままならないからだ。


観音岳ではあまり景色も見れてないまま、次の目的地薬師岳と薬師ヶ岳小屋を目指す。



見た目よりも緩いアップダウンを気持ちよくこなし、薬師岳に到着。
だだっ広い山頂は休憩するには抜群のロケーション。






ガスであまり景色は良くないものの、時折晴れて八ヶ岳の方までくっきり見える。

高山はやはり魅力的である。


そして少し下ったところの小屋へ到着。


ここではアンパンとコーラで回復。


コーラも普段は飲まないが、山では立派なエネルギーとなる。
美味しいし、回復するしで、一石二鳥の飲みに物に化ける。

ここまで、昔ならバテバテになっている可能性があるが、日頃のトレーニング、知識量のアップで、もう一周ならいける体力を残している。



あとは下山だけなので、ここから前もものフル活用である。


ここまでくれば、下りでのブレーキがすべて前ももにかかるが、残してきた筋肉に余裕があるので、気持ち的にも楽勝モード。



そしてこの後、景色も何も変わらない単調な下りのスタート。


とくに走りやすい訳でもなく、むしろ根が多く滑りやすい為、スピードを出せる訳でもなく、ただただ、単純に、3時間程下り続ける。

脚を残していても、ここまで面白くない下りだと気持ちも萎える。


最後はやりきったー!感もなく、ヌルリとゴールの青木鉱泉へ。


下りの手前までが、鳳凰三山のゴールであってほしかった感満載だ。


今回は色々と経験となった。

同行者のYさんの山行サンプリングのおかげで、自分の勉強にもなり、Yさんの課題と対策がはっきり見えたので、


次回の山行に大いにいかせそうである。



結果、無事に怪我なく、クリアでき、良しとしよう。


トータル4000カロリー以上の消費。
単純に糖質をこれをみこして持っていくべきだし、とらなければ、バテやハンガーノックになる。


それを目の当たりにできだけでも、収穫としよう。