【トレーニングもストーリーも楽しむ事】
あのレースやこのレースの為に。
と日々練習をするのだが、その為だけにやっているのではない。
ジョギングなんかはレースの事は忘れ、気持ち良く音楽やラジオでも聴きながら汗を流す。
昔なら、5㎞も走れば嫌になり、ゼェーハーゼェーハーでしんどいだけやん。
となっていたのが、
5㎞や10㎞のジョグだと、楽しんで気持ち良い気分で走る事ができる。
疲労抜きジョグをしようと思ってる日が雨だと、
むしろガッカリする。
走る事が罰ゲームだったのが、好き好んで走っている今が時々不思議に思う。
体育の授業でもマラソン大会や長距離走なんて全然楽しくないと思っていた事が、むしろ楽しい事になってきている。
トレイルランニングをしたいからロードランニングの練習をしていたのが、今ではロードを走る気持ち良さも分かってきて、両方楽しんでいる。
ポイント練習は確かにキツいが、成果がでてくれば楽しいし、しんどい練習も頑張れる。
でもやっぱりジョグが一番楽しいし、気持ち良い。
しんどい練習を頑張る事で他のしんどい事から逃げなくなる。
そうやって他の事にも相乗効果が現れ始め、走る事でたくさんメリットが生まれる。
しんどい事を乗り越えた先に、レースで完走できたり、より良いタイムが出せたり、より長距離を走れるようになったり、
結果うまくいかなかったとしても、またそれ乗り越えたり、同じ趣味の仲間同士で試行錯誤して、ああでもないこうでもないと言う事すら楽しいのである。
シンプルに走るだけなのに、以前にはない感情が芽生えたのと、おじさんになってきて、きっかけは色々あるにしろ、ランニングを始める中年の人が多いのが分かる気がする。
ただ目標はブレてはいない。
100mileレースの完走。
これだけは大きな目標であり、走る事のモチベーションであり生き甲斐である。
その過程にショートレースやミドルレース、フルマラソンなどがあり、数年かけて最終100mileに辿り着きたいというストーリーを夢見ている。
正直100mile一本に絞って、それだけの練習をしていれば、近い将来出れる気はするが、それではストーリーとしても自分の中で満足いく趣味にならない。
いろんな過程を踏むからさらにやり甲斐があるし、クリアできた時の満足度も違うと思う。
登山でも、長野県に住んで近所にアルプスがある環境だとあまり行かなくなりそうである。
要はストーリーも大切なんだと言いたいのである。
計画を立て、いろんな準備をし、ワクワクし、月に一回行けるかどうだからよりアルプスを満喫できるのだと思う。
これが明日どこどこに行こうとコンビニ感覚になると、ストーリーが無くなるのである。
100mileレースも要はストーリー性の醍醐味なのだ。
そんな事を無音ジョグしながら考えているのである。
御来光後の鷲羽岳。
最高だったなあ